2012年5月1日火曜日

ブラックスワン

バレリーナの話なんてまず興味ないんだけど、「心理サスペンス」という宣伝文句にひかれて借りてみた。



話は淡々と進んでいきます。主人公のポートマンが主役に選ばれ、ライバルたちからねたまれているという構図で話は進みます。また新人のバレリーナがやたら鼻につく行動をとってきます。



ただどちらかというとポートマンに焦点をあてて描かれているので、あまりライバルたちもアクが強くはないなあと思いました。(てっきり大映テレビみたいにとことんいじめられるのかと思っていました。)主役を演じるには足りない部分があると指摘され、苦悩します。


たしかに黒鳥を演じている部分をみていると正直白鳥と変わりありません。少なくとも素人の自分にはわかりません。


ただ、だんだんと変化が出てくるのがドラッグをやりはじめたあたりからです。


バレリーナの知り合い(ライバル)と一緒にドラッグやりはじめてから幻覚と現実の画面が交差する映像描写になっていて何が現実なのかがよくわからなくなってきます。そしてとうとう本番を迎えると幻覚はより一層強くなり、ポートマンを追い詰めます。


しかしながら、追いつめられると同時に成長もしていたんですねえ。講師とのキス、講師からの宿題の実行(具体内容はここでは書きません)友人とのSEX(幻覚??)などでとくに黒鳥を演じるに必要な経験となっていたのでしょう、本番ではものの見事に演じています。


ホント別人みたいっす。


そのギャップは見事です。

そして、最後まで演じきった後のあの爽快感はなんともいえません。マラソンを走った後の感覚といえばいいのでしょうか?何かやり遂げたような感覚におそわれました。

http://movies2.foxjapan.com/blackswan/


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